イタリア期待の若手サルト マリオ・イアネッタ

イタリア 海外からの通信 特別企画

イタリア期待の若手サルト マリオ・イアネッタ

 

マリオ・イアネッタ
1995年、イタリア・モリーゼ州生まれ。 地元の大学の経済学部に入ったが、仕事につながる勉強がしたいと思い、一年で中退した。偶然、 同郷である、当時のサルトアカデミーの会長であったディ・リエンツォ氏と知り合い、この道に入ることを決めた。 3年のアカデミアのコースに通いながら、ガエターノ・アロイースィオのアトリエに通った。アカデミア修了後、金のはさみ賞・ジュニア部門を受賞し、アカデミアの会員となった。ロマーノ・ナターリのアトリエで1年働いた後、ナターリとのコラボレーションを続けながら、地元モリーゼ州に自らの工房を開けた。

アカデミアの3年コースに通ってみて。
とにかく、素晴らしいマエストロたちに出会えて、本当に幸運だったと思います。また、大変な名誉を感じています。先生たちは、惜しむことなく知識を与えてくれました。そして、彼らの計り知れない仕事への情熱を感じました。先生たちは、 単なる技術を教えるだけではなく、人生のマエストロです。やさしくもありながら、同時に厳しく、サルトという仕事への戦い・犠牲を教えてくれました。また、唯一の作品を生み出すという誇りも教えてくれました。 アカデミアに通えば、仕事の基本を学べるだけではなく、感動も味わえ、また高齢のマエストロたちとの貴重な体験をすることができると思います。僕たちの力で、この文化を継承し、皆で高いレベルまで持って行きましょう。
将来のサルトたち、日本の若手のみなさん、頑張ってください。私からもエールを送ります。


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