Bespoke News

<オーダーの知識 その①>

 注文洋服、誂え洋服はオーダー(ビスポーク)と英語で称される。ビスポークはbe動詞とspeakの合成語で、互いに話し合ってモノを作るという意味合いである。従って、洋服屋はビスポークテーラーとなる。イタリアではサルトリアがテーラーの呼称になっている。日本ではカスタムテーラーと言うケースも少なくない。

 オーダーメードは職人が採寸、型紙を起こし、裁断から仮縫い、縫製までの完成を求めるのが本来の注文洋服である。昨今、オーダーとして市場に浸透しているものには、工場で仕立てるイージーオーダー、アパレルが提案するパターンオーダーがある。ここでは、<その①>として違いを明記しておく。

採寸、仮縫い、仕上がりまでの特徴

注文洋服

上着の場合=その人の体型の多くの箇所をメジャーリングする。肩の傾斜、背中の丸味(前かがみ、反り身)、胸回り、アームホール、ウエスト、ゆき丈などに加え、ダンス、指揮者などの職種では動きに合わせた採寸も行う。ピッタリ合えば、最高の着心地を手に入れることができる。着用感は抜群で、上着を脱ぎたくなくなる、着ていることを忘れるほどの洋服になる。至高のスーツ、ジャケットが完成する。ただし、そこまでの洋服を作れるテーラーは少なく、簡単に出会えるものではない。

イージーオーダー

上着の場合=ゆき丈、胸回り、ウエスト、肩の傾斜など。工場には基本パターン、マスターパターンがあり、そのデータに基づいて、多少の好みを取り入れることができる。パターンオーダーより体型にフィットしたスーツなりが実現する。品質も安定していて(機械縫製であることから)、リピート率が高い。価格もこなれている。注意は、採寸者の経験知によるところが大きい。消費者にとっては、そこを見抜くことができれば、よい洋服を手に入れることができる。ファッションのウンチクが多い時は注意した方がいいかも。

パターンオーダー

上着の場合=ゆき丈、着丈がメーン。ケースによってはウエストもあるが、本来のデザイン、シルエット重視のため、大幅な修正はしない。既製服で合わない人、気に入った色柄の生地を別に選ぶ場合などのニーズに対応する。出来上がりが既製服に用意されているため、イメージがつかみやすい。考えとしては、既製服のレベルと解釈していいだろう。

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