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■3月6日、アジアマスターテーラーズ 神戸大会開催に向けての実行委員会が大阪の洋服会館で開催された。この大会はアジア8か国のテーラーが集まり、仕立ての技術、ファッション情報の交流を図るというもので、2年に1回、加盟国で開催されている。今回で25回目となる。一般消費者、あるいはアパレル関係などその他業界人には認知度は低いだろうが、結構〝熱い〟世界でもある。ちなみに、アジア連盟だけでなく、テーラーの世界連盟もあり、来年はフィンランド・ヘルシンキで世界大会が開かれる。アジアの加盟国は日本、韓国、台湾、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、スリランカ(2013年新加入)の8か国。日本での開催は約20年ぶりになる。
■アジア大会で興味深いのは、仕立ての技術である。仮縫い・着せ付けコンテストと題して、各国の代表選手がエントリーする。大会では生地とモデルが用意され、グレード、テクニックを競う。お国柄、独自の方法に驚かされることもあり、非常に楽しいイベントである。もちろん、優劣の審査が行われ、1位、2位、3位が表彰される。
■洋服、とくにスーツは社会生活に必須であり、だれでも1着は持っているものだ。その良し悪しを決める基準は年齢、好みなどで、それぞれ違ってくる。多くは価格、デザイン、シルエット、色柄で選択するが、着心地、オリジナリティーを求めると、どうしてもビスポークテーラーの世界になる。価格は高くなるのだが、それでも自分の洋服が欲しい消費層は健在する。最初に取り上げた「仕立て技術」が洋服のグレードを左右する。仕立て経験の豊富な、あるいは高度な技術を有するテーラーを選別することから始まるのだが、余談は次の機会にして、要するに、テーラーが腕によりをかけて作る洋服の祭典がアジア大会であり世界大会である。

アジア大会実行委員会(2014_3-6、大阪洋服会館)

アジア大会実行委員会(2014_3-6、大阪洋服会館)

 

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