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2015-16AWメンズファッショントレンド

 <全体の傾向>
スーツの人気は上昇し、スタイルは微妙に変化してきている。その一つが衿巾。10㎝から広いものでは11㎝といった、ワイドラペルが見られる。とくに、ダブルのジャケットにその傾向が顕著である。また、スーツにおいては、10㎝をめどに、各社ブランド、デザイナーズブランドが企画、提案している。一部、細いラペルをデザインしているブランドもあるが、クラシック、トラディショナルではラペル巾をゆったりとり、エレガントで落ち着きのあるファッションが主流のようだ。スーツのパンツは、継続してノータックでタイト、あるいはテーパードスタイルが好まれる傾向にある。ただ、ズボンの裾は、ダブル(折り返し)が徐々に増えてくる予想もある。裾巾を19~20㎝で提案する場合は、その折り返し巾は5㎝が見映えがいい。
秋冬はなんといってもジャケットが重宝する。最近はスコッチツイード(ハリスツイードなど)が多く出回っており、チェックに色を取り入れたものや、派手で大胆なタータンチェックの変化柄などを見かける。
2015-16AW、最新のねらいはフランネル(フラノ)だ。御存じだろうが、折り目が隠れるくらい起毛、毛羽があり、ゆるく織った生地で、1900年頃はゴルフ、テニスなど、スポーツウエアとして人気があった。最近では合繊などの混紡物が増えている。いずれにしても、素材からの提案として、フラノの上着、パンツ、スーツが注目。ウール100%の場合、先にも述べたように、ゆるく織った生地であるため、パンツの場合、すぐに折り目がなくなり、気になる人にとっては、難しい素材でもある。上質で、しっかりとフィニッシングをした、高級生地での提案が必要になる。仕立てにおいても、しっかりクセ取りをしてからの裁断、縫製が求められる。
<スーツ>
衿巾が広めの傾向が見られ、全体のシルエットは、ややゆとりのスタイルに注目。エグゼクティブ、ダンディーを切り口にする場合、『エレガンス』をキーワードの企画、提案もいい。ゴージラインは高めで、Vゾーンは開き過ぎずに2つボタンがメーン。丈は長すぎず、をイメージする。パンツは折り返しは、裾巾が狭い(19~20)時は、5㎝が格好よく見える。
<素材>
スーツではファインウール、カシミヤ混などが中心だが、クオリティーはスーパー120、130などの細番手の企画が主流。この場合、仕立てが悪いと、すぐにパンツがテロテロになって、折り目を維持できなくなるので要注意。
ツイードは昨年に引き続き人気の素材だが、フランネルが上昇傾向。パンツにも重要な素材である。織りの目付自体も軽さとしなやかさを追求するが、上質を見極めないと、満足度を引き出せない、難しい生地である。とくに、パンツでは折り目の維持が難しいので、しっかりとした織りにも、縫製をポイントに考えよう。
<色柄>
ホットなカラーはグレー。特にスーツではグレーの台頭が今シーズンの注目。ネイビーは引き続き主流とされるも、最先端はグレー&グレーである。ちなみに、ダークからライトまでカラーレンジがあるが、ライトグレーほど品格が高いとされているようだ。
トレンドの柄はチェックがメーンだが、特徴は、くっきり、はっきり、大胆。俗っぽく言えば、ド派手なチェック柄にも注目である。

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