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TOMMY&GIULIO CARACENI(トミー・エ・ジュリオ カラチェニ)の直系ANDREA S.CARACENI(アンドレア・エッセ・カラチェニ)氏(29)にローマ・カラチェニ本店で直撃インタビューした。TOMMY&GIULIOカラチェニの創立者・TOMMY氏(82)が祖父にあたる。祖父・TOMMY氏は2012年に惜しまれながら引退し、自宅にて穏やかに暮らしているという。「本当のエレガンスは、流行に関係なく存在し、廃れることはない」というサルト(仕立て屋)の哲学を祖父から受け継ぎ、前向きに取り組むアンドレア氏に現状とこれからについて聞いた。
<本文一部抜粋>
私の根本にはサルトリアと、その工房、そして職人がある。それは、経営とはいっても、単なる「金儲け」を目的とするものでは決してない。幼年から工房に出入りし、肌で感じ、言葉を介さずに受け継いできた、イタリアのサルトリアの文化というものを、自らの立場から見える範囲で、できる範囲で、状況を変えながら、大切なものを残そうと考えている。自分と同じ名を冠することになる洋服は、目の届く範囲、手の届く範囲で作り、顧客の元へ届ける。形の違いはあっても、自らの責任において生産し、納品することは、あくまでもサルトリア流といえるだろう。
昨今はライセンスビジネスなどという、「名前を売る」ようなことが平然と行われている。どこで、どのように作られたのかすら、明確でないものに、「大きな名前が乗る」ことで、まるでそれが本当に大切に作られたものであるかのような錯覚を起こさせるようなことは、ものづくりの環境を悪化させる。サルトリアの経営というのは、ものづくりの環境を、時代に合わせて修正し、常に更新し続けていくことでもある。この試みは、まだ始まったばかりだが、この夏には、幾つかが形になる予定である。(詳細はVol.77  3-5Pに掲載)

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