経済産業省が実施している商業統計調査は平成26年(2014年)をもって活動を停止し、経済センサス活動としての調査を行っている。商業統計調査は産業分類別、品目別に分け、卸、小売業の実態を全国ベースでデータにしたもので、オープンデータとして多くの分析に活用されている。
男子服小売業は、産業別小分類より詳細に市場がわかる品目別(コード57211)から集計した。なお、年間販売額は既製服(国産、輸入含む)、イージーオーダー、パターンオーダー、ハンドメードオーダーの合算となっている。今回は東京都、大阪府を地区別に取り上げ、その数字を分析した。1業事業所の平均年間販売額は東京都が9,606万円、大阪府が6,418万円、東京都のトップは新宿区の2億7,220万円、大阪市は中央区が1億2,373万円となった。
東京都をみると、事業所数3153、1事業所の平均年間販売額は9,606万円。都内23区は2381事業所で、渋谷区が308事業所で最も多く、港区146、千代田区136、新宿区、足立区134と続く。1事業所の年間販売額では、新宿区が2億7,220万円でトップ。2位中央区1億7,929万円、3位港区1億4,611万円となっている。
大阪府をみると、事業所数2021、1事業所の平均難関販売額は6,418万円。市内は980事業所で、中央区202、北区182とこの2区に集中している。また、市内1事業所の年間平均販売額は7,539万円で、中央区の1億2,373万円がトップで、北区1億2,017万円が2位となっている。