第4回若手ビスポークテーラー作品コンテストが7月15日（祝）、午後12時30分から大阪府知事産業創造館4階イベントホールで開催され、11人がエントリーした結果、1位・大阪府知事賞に日下部利樹氏（31、奈良、松﨑勤務）が輝いた。主催・西日本紳士服技術者団体連合会、共催・デザイナー協会、後援・大阪府、在イタリア総領事館、生地・ドーメルジャポン。審査員は奥村潔（審査委員長、ドーメルジャポン代表取締役）、保居卓郎・阪急紳士服統括バイヤー、青木勝・全日本紳士服デザイナー協会名誉顧問、河野敏郎・大阪洋服技能士協会会長。

　今回のテーマは「日本のよそいき」（ジャポネ　フォルマーレ）。アマデウスの紺無地スーツ地を使用。参加者は難しい素材、色にアイデアをこらし、丁寧な仕立て、手仕事で自らの技術、センスをアピールした。

　結果（敬称略）＝1位・日下部利樹（31）、2位・林雅也（39、大阪）、3位・井口奈津美、4位・國枝大祐（38、浜松）、5位・鈴木朋祐（39、大阪）。

　奥村潔審査委員長＝台置き審査も重要だが、洋服は着用してはじめて良さがわかるもの。これが、点数の差に出たと思う。自分の手で作品を作ることに全力をあげていたことを実感した。いい作品を拝見でき、感謝の言葉に尽きる。さらにスキルをアップして、今後も継続されることを願いたい。
（写真＝上は高評を述べる奥村審査委員長。受賞写真は左から大阪府知事賞・日下部利樹、在イタリア総領事館賞・林雅也、ドーメルジャポン賞・井口奈津美、全日本紳士服デザイナー協会会長賞・國枝大祐、西日本紳士服技術者団体連合会会長賞・鈴木朋祐）