仏・ドーメル社、英国・ホーランドシェリー社や伊・ロロピアーナ社など高級紳士オーダー服地を多数取扱う㈱銀座サワモト(東京都中央区、澤本章代表取締役)は、ローデンクロスが有名なオーストリアの服地メーカー「Leichtfried」(ライヒットフリード社)のローデンクロスを2018年9月より本格展開する。
ライヒットフリード社の代表的なクオリティーでもある、クラシック540ヒマラヤローデン、ピュア360プレーンメリノウール、シンメトリー640ダブルフェイスの3クオリティーで、銀座サワモトオリジナル編成バンチを作成する。
■「Leichtfried」<ライヒットフリード社>
オーストリア・ツェルトベクにて、ローデンクロスとオーストラリア産の上質なメリノウールから作られる毛織物の生産に特化した、1884年創業の服地メーカー。原毛の選定から生地の仕上げ過程まで、すべてを担う。高品質の追求に情熱的であり、原動力にもなり、5世代にわたって伝統が受け継がれている。その中でも革新的なものとして、重くて硬い印象のローデンクロスを、上質で軽く、やわらかいものにした。
1965年、世界で初めてウールマークパートナーになった。1984年、創業100周年を迎え、フランスを拠点とするオーストリアのデザイナー、ヘルムート・ラングとの提携とクチュールの世界での地位を確立するための最初の試みに挑みました。
2015年、世界最大アパレルテキスタイル見本市、パリのプレミエール・ビジョンに初めて参加し、彼らの特別な業績と国際的な成功が評価され、オーストリアン・テキスタイル・カンパニー賞を受賞した。
■「Loden Cloth」<ローデンクロス>
オーストリアと南ドイツなどのチロル山岳地方の伝統的な衣装として使われてきた強い縮絨の毛織物。つまり、繊維に蒸気、熱、圧力をかけると互いに絡み合い結合する性質=フェルト化により、織物が収縮し、組織が緻密になっている。
この生地を使ったローデンコートは狩猟時用のコートとして考えられたもので、防寒に加え、雨などの防水効果にもすぐれているとされている。ヨーロッパでは風物詩のようなアイテムで、これが街で見られるようになると冬の始まりとも言われ、深緑色で「ローデン・グリーン」ともいわれる色がローデンクロスの代表的な色である。
オーストリア帝国時代の皇帝であった人物、フランツ・ヨーゼフがこのコートを羽織っていたところから、さらに広く知られるようになったとも伝えられている。後に、英国のウインザー公も着用していたといわれる。
■「Leichtfried」<ライヒットフリード>商品概要
品名:Leichtfried <ライヒットフリード>
品番:LF8800~LF8823
クオリティ :・ピュア360プレーンメリノウール 全9色
(ウール100% 360グラム)
・クラシック540ヒマラヤローデン 全5色
(ウール80% アルパカ20% 540グラム)
・シンメトリー640ダブルフェイス 全3色
(ウール100% 640グラム)
希望小売価格: オープン価格
発売日: 2018年9月1日予定