新型コロナウイルスのオミクロン株による感染拡大の中、フィレンツェで予定通り「ピッティ ウオモ」(2022/23秋冬メンズファッション展示会)が開催された。来場者はEU圏に絞られ、2021年6月の100回記念展示会と同様、アジアからの来場は皆無とされている。今回、ローマからビスポークニュースの取材を予定していたスタッフも、緊急事態宣言を受けて、中止した。そんな中、ミラノから出展しているニットブランド「いちょう」のオーナーから送られてきた写真を掲載した。会場の様子を見る限り、従来のピッティからは想像できなほどのバイヤー風景だが、メンズファッション、特にクラシコを中心としたものづくりブランドのトレンドは、いかにもピッティをおいて他からの情報はないと言える。