2015年、第28回技能グランプリが2月20日~23日から千葉県幕張メッセで開催され、28業種のベテラン技術者が全国らから集結し、技能を競った。紳士服製作部門は6名のテーラー職人がエントリー。2日間にわたる競技の結果、グランプリ(1位金賞)鈴木孝紀氏(静岡)、2位(銀賞)青木久男氏(愛知)が獲得。3位は2位との点差が開いていたため、敢闘賞が与えられた。
審査員は青木勝氏(大阪、主査)、関根璋治氏(大阪)、真鍋惠勇氏(東京)、松田茂伸氏(同)が務めた。20項目に対する技術点に加え、トレンドを加味したデザイン、シルエット評を合算、合計点数で順位が決まった。なお、審査・採点のようす、講評は一般にも公開し、公平を期した。これは紳士服製作部門だけである。
なお、宮坂信弘氏(東京)、鈴木愼一郎氏(福島)、大村守氏(大阪)、中山堅暁氏(大阪)がエントリーした。