遙かなる風雪
柴田音吉の洋服に生きた生涯を綴ります。
(1)近代のあけぼの~近江商人の血を受けて~ | (14)定着するセビロ型~カンカン帽とスパッツと |
(2)欧風文化の潮満つ~向うっ気の強い少年 | (15)鮮烈な個性~真夏の太陽のように |
(3)洋服着用令の前後~背広に羽織着人びと | (16)顧客第一~客はボタンで確認せよ |
(4)電気灯のついた年~「必ず成功してみせる」 | (17)国際人として~第2の故国フランス |
(5)明治の反骨~「役人の服は作らん」 | (18)伸びる服地卸部~国際毛織物の台頭 |
(6)徒弟制度の中で~見所ある“タコ” | (19)憧れの自転車~柴田には5台あった |
(7)鋏で勝負の職人たち~丸金の伝票で花街通い | (20)リーダーシップ~数々の公職を歴任 |
(8)大正初期~とび切りのショートレングス | (21)古きよき時代~裏地、釦、在庫が6万円 |
(9)大正中期~ガスアイロン発明さる | (22)洋服組合史を飾る~絢爛たる49年の生涯 |
(10)新緑の季節~創意と信念の生涯終わる | (23)戦時統経済制化~ジレンマに勝つ |
(11)最高の素材~「ラッコの真ん中を買い付けろ!」 | (24)全土を覆おう国民服~闇も物資隠匿もせず |
(12)名せりふの数々~個性あるテーラー達 | 最終章 |
(13)関東大震災~高まる洋服の需要 | 続編 阪神淡路大震災を乗り越えて |