ローマでテーラー修業中!

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ローマでテーラー修業中!

   オカモトデザインシステムで基本を学び、今年9月、語学勉強とテーラーの技術修業のためイタリア・ローマへ渡った定久玲央(さくれお、27、大阪)君からLINEで近況が届いた。

Bespoke Newsを贔屓にしてくれている「Carmine Sansaro(カルミネ サンサロ)」(ローマ)を訪れ、希望を受け入れてくれた。学校の授業を終えて、テーラーの工房へ行く、充実したローマ生活がスタートした彼から、写真と工房での勉強の感想が送られてくる。その一部を紹介した。なお、彼は2018年秋、西部技団が若手育成コンテストの1位に副賞として用意したイタリア研修旅行に参加したのがきっかけで、将来を考え、テーラーの道を選んだとしている。当時の堀内会長が企画、実施したもので、ローマのアカデミア(学校)、ローマ・カラチェニ、ガエターノ、サンサロ、トファーニ(ナポリ)を見学するなど、若手参加者3人に大きな刺激を与えた。

<定久玲央レポート>

■今日は、カルミネさんとマンツーマンで袖作りをさせていただきました。手本を見せてくれましたが、あまりにも手際が良過ぎて、追いつけません。来週から、袖作りがたくさんあるみたいなので「いっぱい覚えれるよ」と言ってくださいました。

■今日、土曜日は基本的に師匠と2人きりで指導してもらいました。職人としての動き、考え方、要領の良さを教わった。厳しい姿勢で、仕立てというものを教えてもらっています。

■正直、手本を見せられても、早すぎて、追いつけない。まずは、動きを真似するところからの始まりだと思いました。

■ほんのすこ〜し、お手伝いができた。

■結婚式用のスーツが出来たみたいです。何回かこのジャケットの名前を聞いたんですが、覚えられない。体型が僕と似てたみたいなので、フィッティングのモデルもさせてもらいました。初めて、仕立てる型だったようで、時間をかけて話し合っているのが印象的なジャケットでした。

■まぁ〜、イタリア語は2カ月ほどなんですけど、ちょっとずつ聞き取れるようになってきました。パッと話すことは出来ないんですが、筆記だと考えや答えを書けるようになりました。今は独り言や考え事は、イタリア語でするようにしています!


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