■人の真価は、後の半分を見るだけでよい 人間、年とともに背負う荷物が多くなり、やがて金銭欲、名誉欲が強くなる。その欲のため、澄んだ知恵は鈍くなり、気性が激しく、潔白な心が濁ってしまう。欲張らない心が人生の宝と故事にある。 […]
■江戸の時代から「おまえ百まで、わしゃ九十九まで」
■江戸の時代から「おまえ百まで、わしゃ九十九まで」 古典落語に有名な『浮き世根問(ねとい)』がある。本ばかり読んで、なんでも知ったかぶりの隠居に、長屋の暇人が、ものごとを根ほり葉ほり聞くという噺。「嫁入りとは」=男の目 […]
平成(経済戦争)から令和(豊な心)へ
■経済戦争に奔走した平成 バブル景気に沸いた平成が終わった。“1億総不動産屋”という言葉を思い出す人もいるだろう。土地を買えば上がり、転売して利ザヤを稼ぐ、荒っぽい商法がバブル経済の主役でもあった。銀行は土地が担保であ […]
定年後からがオシャレで長生きを
■60代の突然死 ヒートショックで1月と2月で、近所近隣の知り合い2人が亡くなった。67歳と69歳。どちらも風呂場での突然死である。奥さんは朝まで気付かなかった。酒を飲んで、夜なかの2時ごろ、風呂に入る気配は知っていたと […]
ひどい接客とイタリアの気持ちよい接客
■メディアだけの情報では、かじ取りを誤る 「新しき時代には新しき人物を養成して、新しき事物を処理しなければならない」。渋沢栄一は訓言集の学問と教育での言葉である。今、社会の変化はスピードの時代。判断力、決断力、行動まで […]
平成最後に籍を入れ、新元号で結婚式をする友人の娘
■平成最後に籍を入れ、新元号で結婚式をする友人の娘 天皇陛下の譲位で来年5月1日に元号が「平成」から改元される。年が明ければ、新元号の予想がさらに過熱するだろう。同時に、これにあやかった行事、商売も、いろいろ登場するに違 […]
10年ふた昔前~10年後は
■10年がふた昔前… 今号で「ビスポークニュース」が100号となった。2008年の創刊から10年。業界を俯瞰すると、ずいぶん変わったことに気づく。顧客の高齢化で廃業するテーラー、後継者がいないため、やむなく商売をたたむ。 […]
ナイキ創業者 フィル・ナイト氏をNHKが特集
■昨年11月、ビスポークニュースの編集後記で紹介した、世界を制したナイキの創業者、フィル・ナイト氏(1938年~、オレゴン州ポートランド)の自伝「SHOE DOG(靴にすべてを)」(東洋経済新報社刊、548頁)を覚えてい […]
人には裏の裏の裏がある…
■人には裏の裏の裏がある… 人間には裏があり、裏の裏があり、裏の裏の裏がある。いい人間、悪い人間と、何回もひっくり返る。人間とはいつ評価が逆転するかわからない、曖昧なものである。作家、武田泰淳の言葉として伝えられている。 […]
平成建設で大工を目指す東大、京大、一流大学生
■大工を目指す東大、京大、一流大学生 大工を目指す東大、京大など、一流大学、大学院卒を採用し、話題になっている平成建設(静岡県沼津市)。元ゼネコン営業マンであった秋元久雄氏が平成元年に創業したこの会社は、設計から施工管理 […]
AOKIの広告にテーラーがクレーム
先日のことだが、テーラーから電話があり、AOKIの広告にクレームをつけたと。繊研新聞に掲載されていた1頁全面広告の件だ。その内容は、いかにもハンドメードといわんばかりの写真(生地の上に指ぬきと針を持った手)、キャッチコピ […]
テーラー神谷創業者、神谷一夫氏(名古屋、98)が逝く
名古屋の名門テーラー、テーラー神谷創業者、神谷一夫氏(98)が5月29日永眠。31日、名古屋市千種区のいちやなぎ中央斎場で社葬が執り行われた。喪主は会長で長男の神谷裕之氏。 故神谷氏とは25年にわたり、お世話になってきた […]
神戸で開催(2014年7月27日~)のテーラーの祭典「アジア大会」とは
■3月6日、アジアマスターテーラーズ 神戸大会開催に向けての実行委員会が大阪の洋服会館で開催された。この大会はアジア8か国のテーラーが集まり、仕立ての技術、ファッション情報の交流を図るというもので、2年に1回、加盟国で開 […]